Eye-FiカードとMovabletypeの連携をオリンパス PEN E-P1でやってみた。

eyefi_ep1_mt_title.jpg

今やデジカメユーザーにとっては必須とも言えるEye-Fiカードですが「どうせ撮ったならブログ(Movabletype等)に自動でアップロードしたい!」と思うのが自然の流れ(本当か?)。

そこで、今回はさらに大人気の1眼デジカメ「オリンパス PEN E-P1」を使って、いろいろトラブルがありながらも成功した連携の流れをお伝えします。

無線ターミナルをMACアドレスなどで制限していると失敗する

みごとに引っかかってしまったのですが、Eye-FiカードはPCに差した時点でEye-Fi Managerなる管理ツールが起動してEye-Fi社のサイトにユーザー登録するように促されます。 ところが、無線LANでEye-Fiカードが認識されてネット回線に繋がっている状態でないと途中で失敗してしまいますので、事前にEye-FiカードのMACアドレスを調べておく必要があります。

Eye-FiカードのMACアドレスについては、Eye-Fi Managerが常駐しているアイコンをクリックするとグレーアウトした状態で表示されますので、お持ちの無線LANターミナルの管理画面で許可してください。

Eye-Fiカードを普通のSDカードみたいに初期化すると失敗する

設定ができなくて混乱してしまっても、OSの標準機能や手持ちのカメラでフォーマットすると、Eye-Fiカードに入っている起動用のプログラムが消えてしまいますので、初期化したいときはEye-Fi Managerを使って初期化しましょう。

保存先のPCのフォルダ名を指定しておきましょう

写真をEye-Fiカード経由でアップロードする際に、PCへコピーする先を事前に指定しておきましょう。

「選択した画像のみアップロード」にする

いくつかのサイトに掲載されていたのですが、オリンパス PEN E-P1は撮った画像をEye-Fiですぐアップロードしようとすると「このカードは使用できません」という表示が出てエラーになってしまいます。 これはE-P1がEye-Fiにデータを転送するスピードが遅い(?)ために、Eye-Fiカードの転送処理との間に不具合が起きてしまっているのが原因です。

ということは、一旦Eye-Fiカードの中にデータ転送が安全に行われた後で、Eye-FiカードからPCへの転送を行えばよいということになります。

eyefi_upload_limit.gifそこでEye-Fi Managerの「選択アップロード」ができるように設定します。 Eye-Fi Managerの「PC転送モード設定」のところに、「選択した画像だけをアップロード」というチェックがあるのでこちらをチェックしておきましょう。 これで自動転送を防ぐことができるので、安全にEye-Fiカードを利用することができます。

E-P1側で事前に写真を若干低画質にしておくことで転送を安定して行うTIPSもあったのですが、やはり完全ではなかったようで、いくつか撮影するとやはりエラーが発生してしまいました。

写真を事前に数枚撮っておきましょう

Movabletypeにアップロードする際に失敗していた原因の一つがこれだったのですが、なにも写真を撮っていない時点でオンライン写真共有サービスを利用しようとしても失敗してしまいます。 事前に何枚か試し撮りしておきましょう。

写真をプロテクトしてPCに自動転送する

「選択した画像のみアップロード」にしたので、PCに転送するためにはカメラ側でプロテクトしてあげる必要があります。 PEN E-P1ではプロテクト用のボタンがあるので、押してみると見事に転送されていきます。 試しに2枚ほどアップロードしてみましょう。

いよいよMovabletypeとの連携

ようやくMovabletypeとの連携です。 Eye-Fi Managerの「設定」メニューから「写真のアップロード先」で「オンライン共有」の「変更」をクリックして表示された共有サービスの中から「Movabletype」を選びます。 すると、Movabletypeと連携するために必要なアカウント情報を入力するように促されます。

  • 管理画面 URL:ここは、普段MovabletypeにPCでログインする場合に指定しているURL(mt.cgiまでのパス)を入力します。 XML-RPC用の連携CGI(mt-xmlrpc.cgi)ではないので注意。
    http://www.example.com/mt/mt.cgi
  • サイトURL:ここは、あなたのサイトのトップURLを指定してください。
    http://www.example.com/
  • ユーザー名:ここは、いつもMovabletypeにログインしているユーザー名を指定します。
  • WEBパスワード:ここが間違えやすいのですが、いつもMovabletypeにログインしているユーザー名のパスワードではなく、Movabletypeにそのユーザー名でログインして「ユーザー情報の編集」画面に行き、そこに自動で設定されている「Webサービスパスワード」を入力します。 「内容を表示」というリンクをクリックするとダイアログでパスワードが表示されるので、それをコピペしてください。

mt_pw.gif

設定完了!

mt_success.gif

無事設定ができると「私のMovable Type」という設定名で保存されます。 当然名前は変更できます。笑

設定を終えて…

なかなか面倒でしたが、無事設定ができました。 しかし苦労したぶん、この設定の組み合わせは非常に強力です。 「選択した画像のみアップロード」にしたりと、多少手元で面倒な作業はありますが、じきにファームウェアのアップデートで改善されていくのではないでしょうか。 それでは快適なEye-Fiライフを楽しんでくださいませ。

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2009-08-18