書評:11歳のバフェットが教えてくれる「経済」の授業
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バフェットが教えてくれるというよりも「バフェット君に倣って、今の自分では何ができるか」を具体的に考えさせてくれる本。
お金儲けには「複利」ビジネスを狙え!
特に「複利」のところなんかは非常に参考になりますね。
複利というのは、儲けたお金をさらに投資にまわすことで雪だるま式に利益を増やしていくことです。
バフェット君のピンボールビジネス
- 1.壊れたピンボール台を安くで買って修理する
- 2.それを理髪店に置かせてもらい客からお金をもらう
- 3.理髪店に管理を任せることで利益を折半する
- 4.儲けたお金でまた壊れたピンボール台を安く買う
ふだん金融のことがよく分からない人も「あっ!!」と思うでしょう?
これをもう少し抽象化して一般化すると以下のようになります。
- 1.自分にしかできないことをやる
- 2.ニーズを探して、そのサービスを代理人に提供する
- 3.代理人と利益を折半する
- 4.利益を元手にまた自分にしかできないことをやる
「自分ならこういうことできそう!」という実際のアイデアや行動に移すことができる好例だと思いませんか?
この場合の代理人は人間の場合でも良いですが、コンピュータ・システムで代理人の代わりができればそれでも良いですね。 Webサービスは大抵そうなっています。
こういう本がいいんですよね。 ただ「フーン...」と思わせるだけじゃない、実際の行動へ背中を押してくれるような本が。
後半は世の中の金融商品の話
後半は具体的に「保険」や「投資信託」「FX」「不動産」などの金融商品を取り上げて、どういうしくみで成り立っているのかを簡単に説明してくれます。
私はこれだけは知っておきたい「金融」の基本と常識―金融業界の新入社員から中堅社員までこの一冊で十分!という本で一通り学んでいたので容易に読み進められたんですが、日本人にとって金融商品というとけっこう拒否感を覚えてしまう人もいるかと思います。
ですが、本書ではかいつまんで各金融商品の核心部分を分かりやすく教えてくれるので、初めての方でもとくに混乱なく読んでいけるのではないかと思います。
それぞれの金融商品については詳しくは書いてないので、もっと知りたい人は専門書を読まれるのが良いと思います。 あくまで入門書的な位置づけですね。
終わりに
もう一つ個人的にうまいな~と思ったのは、本書を手に取らせるために考えたであろう、マーケティング手法ですね。
- ウォーレン・バフェットという世界的に有名なお金持ちを登場させることで彼の名を聞いたことがある大人を引きつける。
- そのバフェットが「子供のころにやってたよ」と書くことで金融の難しいイメージのハードルを下げさせて本書を手に取らせる。
やっぱり著名人を引き合いに出すと多くのターゲットユーザーを引きつけることができますからね。
パソコンのテクニックを本にするときも「便利なパソコン技100」という名前にするよりも「7歳のビル・ゲイツに学ぶ便利なパソコン技100」にしたほうが惹かれますよね。
あ、ビル・ゲイツの子供時代はパソコンなかったんだっけ?
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