書評「夢をかなえるツイッター」

2010-04-09

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作家&エッセイストでもある内藤みかさんがツイッターを始めてから「ツイッター小説」で大成功するまでのノウハウを書いた自己啓発書。

いままでツイッターを利用したことがない人や、ツイッターを登録してはみたものの「どうしたらいいの?」と悩んでいる人向けのツイッタービジネス入門書といった感じですね。

フォローしてもらいたかったら沢山フォローする

著者ははっきりと「Twitterで面白くなってくるのはフォローする人が100人を超えたぐらいから」と言います。 情報がどんどん自分に入ってくるようになり、世の中の動きがなんとなく分かってくるようなイメージでしょう。

ただ、やみくもにフォローするのではなく新聞社やビジネス書の著名人、ITで詳しい人やブログなど、発言が頻繁で価値のある人が良いようで、そのリストも本書で紹介されています。

この辺りは初心者にとってはありがたいですね。

自分のアドバンテージを活かしたアピールを

この本で終始一貫している論点は「あなたの社会的なアドバンテージを利用して得られる情報を、それを欲しがっている人に与えましょう」ということです。

たしかにTwitterでは利己的な発言をする人よりも、利他的な発言をする人にフォロワーが集まります。
本書では、何をやっていいのか迷っている不動産屋さんが内藤さんのアドバイスを受けて利他的な情報発信をしはじめ、成功していく過程が書いてあります。

本書を読む前の準備

これは個人的なアドバイスですが、本書を読む前に「他の人にはない、自分の利点」をいくつかリストアップして横に置いておくと良いのではないかと思います。
例えば以下のような感じ。

  • 職業柄、持っている知識
  • これまで経験した貴重な体験(成功、失敗など)
  • 人脈
  • 住んでいる場所やよく行く場所のお得情報

逆に「何もないよ…」という人は要注意。
あまり実感なく「へぇ~、こんな人もいるんだね(ホジホジ…)」と本書を素通りしてしまうかもしれません。

まとめ

すでにTwitterでフォロワーが100人以上いらっしゃるような人にはあまり必要のない本ですが、逆に一桁くらいしかいない人にとっては、けっこう役立つ実戦的な体験談が載っているので、参考になると思います。

それにしても、著者のTwitterを始める前のライフスタイルと、始めた後のライフスタイルの比較が書いてあるのですが、違いがあからさますぎ!w
まさに「Twitter依存症」といった感じ。
それだけTwitterを愛しているということでしょうかね。笑

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2010-04-09