App Inventorにみる、Androidアプリマーケットの未来

2010-12-16

appinventor_kitty.png

GoogleがブラウザベースでAndroidアプリを開発できる「App Inventor」をリリースしましたね。

アプリ開発のデモがYoutube上でおしゃれなCMさながらに展開されていますが、このApp Inventorが普及してくるとどのようなことが起こってくるのか、未来予想してみたいと思います。

アプリ開発の敷居が下がって、市場が氾濫

App Inventor では、画面パーツを作る「Designer」と振る舞いを定義する「Blocks Editor」によって、プログラミングの知識がなくてもアプリの作成ができるようになっています。

サクサク画面でアプリが構築されていく体験をすると「時代もここまで来たか」と感嘆せずにはいられません。 小学生でも遊び感覚でアプリが作れる時代がもう来てるんですね。

さて。 そうなると、当然ですがAndoid市場に多くのアプリが登録されるようになります。

有用なアプリもこれからどんどん出てくるでしょうが、それ以上にどうでもいいようなアプリが氾濫してくることは容易に想像できます。

有用なアプリは探しにくくなり、あまりに多く、試す時間も勿体無いのでユーザーのレビューもつかない状態になってくるでしょう。

しかしGoogleにとってはアプリ開発者の収入はどうでもよく(むしろアプリが全部無料になればいいとも思っているw)、Googleに広告収入さえ入れば良いので、あまり熱心にチェックすることもないのではないでしょうか。

開発者はプロモーションに費用をかけだす

このように雑多なアプリ市場ができてしまうと、有用なアプリを作っても、なかなかブログやメディア等に見つけてもらえないようになってくると思われます。

そこで何をするか。 自社でプロモーションをしないといけなくなるわけですね。

そうなると広告に費用をかけないといけなくなってきます。 そう、Googleアドワーズなどに。笑

パッと直感で思っただけなので、極端な考えの部分もありますが、PCの世界をなぞるようなAndroid市場の動向を見ていると、GoogleがPCの世界で行った歴史をなぞっているように思えてきます。

2 件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

2010-12-16