「成功者の告白」をプログラマーが読んでみた。

img_3337.jpg

この「成功者の告白」とは、起業したあなたにとって、未来を予言する書となるでしょう…

フィクション?ノンフィクション?

本書は多くの企業の経営コンサルティングを行っている(勝間さんの師匠としても有名)神田昌典さんによって2006年に書かれた起業家向けの「フィクション小説」。

…ということになっているのですが、実は実際に起こったことを分かりやすくするために「小説」という体裁を取っただけの「ノンフィクション小説」です。起業家の、あるいはこれから起業を考えているあなたにとってはそう捉えて読みましょう。

実は驚くほどパターン化されている企業の成長プロセスと罠

本書では自分の幸せ、家庭の幸せのために起業を目指し、成功へとひた走る「タク」という登場人物を中心に物語が進んでいきます。

苦労の末に見事ビジネスを立ち上げるというストーリーなのですが、そこに必ずといっていいほど起こる「多くの悲劇」にスポットライトが当たっています。

しかも本書で扱っている企業はIT系の会社なのですが、他の業種でも驚くほど当てはまるという怖さ。
実際にその渦中にいる人は過去に起こったことも、これから起こる未来も予言されているように感じ、ゾッとするほどでしょう。

知らない起業家は99%回避できない

本書で書かれている、起業していくうえで用意されている大きな罠を知らない人は、間違いなく罠にはまって会社のメンバーを、ひいては自分の人生や家族の人生を破壊してしまいます。

罠を回避するには、事前に罠を知り、心構えをし、社内の体制を整え、闇雲に突っ走らないこと。
自分や社員、家族がこの大きなストーリーのどこに当てはまる登場人物なのかを把握しておくこと。

Amazonのレビューにもありますが、社長は必読。そして社長の家族、社長の側近も必読。末端の社員が読むと「悪書」のように書かれていますが、ベンチャー企業であれば私は必読としたいと思います。

プログラマーの視点を1つ

本書ではプログラマーが直接登場して大活躍、みたいなシーンは抽象的にしか登場しないのですが、会社が第二成長期にある場合に社内をシステム化するという場面が登場します。

本書を読んでいない社長は社内のシステム化を軽視し、いけいけドンドンでビジネスを加速させていこうとするのですが、これが会社を破滅に向かわせる1つの大きな罠。

ここでプログラマーはシステムのリファクタリングの重要性やグループウェアの導入を検討するために大激論して活躍しなければならないと思いますので、その辺りの知識を本書や技術書で得ておくと良いかと思います。

負けると罠ですよ。頑張って。

このページをシェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

2016-04-10