HTML5本で期待の書籍(洋書)を2冊ご紹介
※日本語書籍をご希望の方は「HTML5&API入門」をどうぞ。
2010年のWEB業界の注目はなんといってもHTML5でしょう。 PC用ブラウザとiPhoneやAndroidといったスマートフォン用ブラウザが初めて同じように動作する環境が手に入ります。
まだ現在のところ技術書が充実していないところがありますが、海外ではHTML5本が目白押しで予約受付中となっています。 今回はその中で期待の2冊をご紹介します。 紹介の中の「概要」の部分はAmazonの紹介文の意訳となっていますのでご了承ください。
Html 5: Up and Running
- 発売日: 2010/3/15
- 出版社:オライリー社
- 執筆者:Mark Pilgrim
概要
HTML5の新機能を知らないなら、そろそろ知るべき時が来たのではないでしょうか?
この最新のマークアップ言語は、WEB開発の方法を明らかに変えるでしょう。
この本で、あなたはHTML5の新しい要素や属性を初めて目にすることになります。
HTML5での開発は現在進行中のものとはいえ、Safari,Mozilla,Opera,Chromeなどのブラウザでは、すでに多くの機能がサポートされています。 特にiPhoneのMobileSafariブラウザといったスマートフォン向けのブラウザではもっとサポートが進んでいます。
この「HTML5: Up & Running」で学べる内容ですが、ブラウザがHTML5によって、より簡単にJavaScriptと連携する方法が載っています。
また、次のようなアプリケーションをHTML5で開発する方法が載っています:
- プラグインを使わずにブラウザ内に映像を表示する
- 永続的な記憶領域(ストレージ)の利点を利用してオフライン状態でも動作させる
- 直接2Dグラフィックを操作してキャンバスに絵を書く
この簡易ガイド本は、これまで見たHTML5本で最も完璧で信頼できるものとなるでしょう。
筆者のマーク・ピルグリムはHTML5ワーキング・グループの週刊ダイジェストを執筆しており、HTML5の可能性について、Googleのカンファレンスで講演を行いました。
まず行動を。 遅れるとその行動は効き目が薄れてしまうから。
Beginning HTML5 and CSS3
- 発売日: 2010/4/25
- 出版社:Apress
- 執筆者:Christopher Murphy
概要
WEBデベロッパーにとっては、「Beginning HTML5 and CSS3」がHTML5の新しい機能や要素を紹介するものになるでしょう。
初心者、WEB職人、そしてあなたが望む良いコーディングがHTML5によって可能となります。
より意味があり、リッチなコンテンツを作るための新しいツールも紹介します。
WEBデザイン分野に関わっているみなさんには、新しいCSS3の構造の清廉さとスタイリングの柔軟さを紹介しましょう。 これが何を意味するかというと、WEBサイトプロジェクトが更に見栄えの良いページになったり、よりスマートなコンテンツになるということです。
新しいHTML5とCSS3の機能をすぐに楽しんで組み込んでみたいと思っている、先を見据えたWEBプロフェッショナルにとって、この本は新しい可能性の更なる視点を提供してくれます。
オーディオ機能とビデオ機能:これらはWEB標準に加わった新しい要素です。
HTML5で新しい構造をもった段落のしくみやHTML5+CSS3のレイアウトも学べます。
また、HTML5+CSS3のテクノロジーを使った効果やアニメーションの作り方を見て「どうして『HTML5がFlashキラーになる』と考えている人がいるのか」も分かるでしょう。
すぐに手にして、練習を通じてあなたのWEB開発に取り入れてみてください。 HTML5とCSS3を始めるには、ステップ・バイ・ステップのアプローチがおススメです。
この本で学べること
- HTML5とCSS3を使った、最前線のWEB開発技術
- HTML5の新機能とHTML5+CSS3の動作のしくみ
- メジャーなブラウザに組み込まれている新しいWEB標準
- HTML5の新しい構造をもった段落の動作の仕組み
- HTML5とCSS3を使ったレイアウト方法
- Flashを使わずに効果やアニメーションを作成する方法
- 新しいWEBタイポグラフィーの事例
- HTML5とCSS3を使ったWEB開発の新しい視点
こんな人にピッタリ
この本はWEB開発者や、新しいWEB標準やHTML5+CSS3の最前線の機能を取り入れてみたいWEBデザインに関わる人たちなら誰でもOKです。 練習と理解しやすいアプローチによって、自分たちのWEBサイトを最新のテクノロジーとともに進化させたい人たちにとってピッタリの本になるでしょう。
2010-01-07