Fireworksの「段落」がよく分からなかった件について
ふだんPhotoshopを多用している私にとって、Fireworksの機能は時に訳の分からないものに遭遇してしまうことがあります。 今回は「段落」について。
Fireworksに付いている「段落」関連の機能
Webをやっている方々にとって、テキスト情報の正確なレイアウトをFireworksの段階でこだわる人は少ないと思いますが、Fireworksでテキスト情報の「段落」を操作する機能は以下のようなものがあります。
「段落」ってどこの部分?
久しく国語の基本から遠ざかってHTMLばっかりやっていたので、まず戸惑ったのは「『段落』ってどこよ?」ということ。
Fireworksでいう「段落」とは、「1つのテキストエリアの中で、行の途中で意図的に改行が入れられているテキスト部分の単位」と言うことができます。
わかりにくい人は以下のサンプルを見てください。 赤線で囲ってあるところが段落です。
では、この段落を操作する機能を使ってどうなるのかを見てみましょう。
段落のインデント
「段落のインデント」プロパティで10ピクセルを指定すると、以下のように段落の最初の行だけが10ピクセル右にインデントされて表示されます。
段落前の間隔
「段落前の間隔」プロパティで10ピクセルを指定すると、以下のように段落ごとに上のスペースが10ピクセル空いて表示されます。
段落後の間隔
「段落後の間隔」プロパティで10ピクセルを指定すると、以下のように段落ごとに下のスペースが10ピクセル空いて表示されます。 「段落前の間隔」と見た目には変わりませんね。
マイナーな機能でも作業効率アップにつながるかも?
いかがだったでしょうか? この機能は実は専門学校の生徒さんから出た質問で、普段使っていないので慌てて調べた機能です。 あまりネット上にも出てなかったんですよね。
たまに役に立つ機能を見落としていたりして「なんと無駄な作業をしていたんだろう…」と思うことがありますから、マニアックな機能でも覚えておくと良いですよ!
2010-02-14