なまけものこそMovableTypeを活用せよ
頻繁に更新ってタイヘン…
MovableTypeっていうと、ブログよりもいろんなことが出来て、ビジネスでも活用できて…といろいろ妄想は膨らむのですが、「更新をつづける」ことの難しさたるや、ホームページを運用したことのある人であれば、苦労話にも「うんうん」と頷いてしまうのではないでしょうか。
確かに(書くネタにはこまらなくても)毎日必ずパソコンの前に座って、エントリーを書いて「再構築」作業を地道にやって、それで思ったような反応があるかというと、最初の更新ぐらいではだれも反応を示してくれない。 というか、あなたのサイトの存在が知られていないので来てさえくれないという状況の中では、減るのかどうかも分からないダイエットを続けているようなものです。
WEBサイトにしろブログサイトにしろ、ホームページというのは更新を続けていれば必ず何らかの反応があるものなのですが、なまけものな人たちは「苦労に見合った成果がすぐ現れないと、継続できない」という気持ちになってしまうのです。
ここでWEBの考え方の王道としては「我慢して反応があるまで更新しようよ!頑張ろうよ!」となるところでしょうが、なまけものにとってはむしろ「苦労せずに更新できるなら、続けてもいいよ」と考えることしかできません。 ブログがつづく人が多いのは「苦労しなくて済むから」というのが最重要ポイントだと私は思っています。
MovableTypeをブログのように、いやそれ以上に楽に運用する
ブログがどうして苦労しなくて済むかというと、やはり「携帯から投稿できる」というのが大きいと思います。 携帯は「すきま時間」で使うことができるデバイスですから、なまけものにはピッタリです。
ということは、MovableTypeも同じように携帯から投稿できるようにすればいいということになります。 「Movable Type 4.x 本格的CMSサイトを構築するためのMTスーパーテクニック クリエイターが身につけておくべき新・100の法則。」ではモブログサービスを使って携帯からMovableTypeへエントリーを投稿する方法が載っています。
さらに、この本の特徴的な所としてとにかく「楽に運用しつつ『効果的なアピール』を行う」という、なまけものにとっては実にありがたいテクニックが満載です。 全体的に、今流行りの「レバレッジ」を効かせるような内容となっています。 いくつか挙げてみると
- 検索エンジン向けのサイトマップXMLを自動生成する
- 新着情報をTwitterで告知する
- SSIでトップページに常に最新情報を表示する
- iPhoneからブログ記事を管理する(iMTプラグイン紹介のみ)
- RSSを利用して外部ブログの記事をまとめて表示する
- スパム対策を施してサーバ負荷や管理の手間を軽減する
- 更新pingを送信して集客する
なまけものとしては、自分の書くコンテンツが「いかに楽に作れるか」「いかに楽にみんなに知ってもらえるか」「荒らされないようにいかに楽に運用できるか」が重要ではないかと思います。 これらのネタは大体入っているので、最初に若干しくみ構築の手間はありますが、その後はとても楽に更新・運用していけると思います。
MovableTypeはいったん「なまけもの向けシステム」として構築できると、ブログ以上に簡単に更新でき、書いた情報にもレバレッジを効かせられる魅力的なCMSです。 ホームページ更新が続かない「なまけものな」サイト運営者の方は導入を検討してみてはいかがでしょうか?
2009-08-02