Googleアルゴリズム変更で影響を受けたページを分析する方法
Googleが行う「パンダアップデート(2012年7月導入)」や「ペンギンアップデート」などの大幅な検索アルゴリズム変更により、自サイトの検索順位が大幅にランクダウンすることがあります。
その時にいろんなSEOブログで「あーしたほうがいい」「こーしたほうがいい」といったアドバイスが飛び交いますが、まずは現状を正確に分析することが第一!
自分のサイトのどのページが、どのようなキーワードで、どれくらい変化しているのか。 この分析をサイト全体で行うことで、Googleが重視しているコンテンツの傾向を把握することができます。
今回はGoogleAnalyticsと、必要があればExcelも使って詳細に分析する方法をご紹介したいと思います。 ※Excelで分析する方法も書きました。
1.影響を受けた日と、その1週間前の同じ曜日を比較対象にする
まず、分析には比較対象が必要になりますが、間違っても前日と比較するようなことはしないでください。 長くアクセスレポートを見ていれば分かると思いますが、大抵のサイトのアクセスは1週間単位で同じ傾向を繰り返しているはずです。
ということは、違いを比較するためには同じ曜日で、それも直近1週間前のレポートと比較することでより正確な分析ができます。
具体的にGoogleAnalyticsでは、このように影響を受けた日(パンダアップデート:2012/7/18)とその1週間前のものを比較対象にします。
2.ランディングページで変化量を表示
次に「コンテンツ」→「ランディングページ」にアクセスし、検索エンジン経由でたどり着いたページをリストアップする作業を行います。
しかし、これで表示される順番は前の曜日との変化量の順番になっていないので、以下のように「変化量」でソートしなおして、「訪問数」列をクリックして降順に並べ直します。
3.変化量が大幅に下がったページをキーワードごとに分析
最後に、変化量の大きかったものから順にURL欄をクリックして絞り込みます。
上のように「キーワード」をクリックすると、単体のページでのキーワードによるアクセスの変化量を見ることができるので、この中で劇的にアクセスが下がっているものがあれば、それが問題のキーワードであることが分かります。
変化量が大幅に上がったページも要チェック!
ランキングアルゴリズムの変更によって逆にアクセスが上がったページやキーワードもあるので、変化量を昇順にソートしたり、キーワードの変化量で増えたものを調べることでさらに傾向が分かるようになるので、これも忘れずにチェックしてください。
自分が考える有益なページとGoogleが考えるそれとの違い
特定のキーワードが見つかったら、そのキーワードで実際にGoogle検索してみましょう。 そこで1ページ目に表示されているサイトに実際アクセスしてみて、検索しているユーザーの気持ちになってみましょう。
なぜGoogleはこのページを上位に持ってきているのか?を考えると、自ずとどのようなコンテンツを制作していくべきかが見えてくるのではないかと思います。
続編の、CSV書き出ししてExcelで調べる方法も書いてみましたのでぜひどうぞ。
2012-07-20