AppleはAdobeにWindows版XCodeを作ってもらうべきだ(前編)

XCode 3.1 startup screen

ジョブズの伝記を読んだあとでずっと考えていたんですが「将来こうあって欲しい」という妄想に近い願望を論じたいと思います。

新CEO ティム・クックはAdobeに恨みを持っていない(と思う)

ジョブズはいくつかの理由からAdobeを嫌いだと述べています。
Adobeが必死にiOS向けFlashプレイヤーのアピールを行ったにも関わらず搭載を許さなかったのは、その恨みが理由なのは間違いありません。

しかし新CEOに就任したティム・クックは事態を冷静に、客観的に分析して判断が下せる人間です。 ユーザーからのニーズが高ければ、当然合理的にFlashを搭載する判断を下せたはず。

AdobeがApple(というかジョブズ)に振られ、HTML5に傾きつつある今となっては、Flashの搭載は少々遅すぎるかもしれませんが。

要するに、現状ではAdobeに対するAppleの考えは軟化していると思います。

XCodeをライセンスしてもAppleのポリシーは守られる

Adobeを嫌っていたジョブズの欠点は、Adobe製品のユーザーを軽視していた点ではないかと思います。

AdobeがFlashからiOS互換のアプリケーションを作成できる開発環境を作った際にAppleはそれを認めませんでした。 これに多くのActionScriptプログラマーは落胆させられました。

この理由は、Appleが定めたルールセットであるCocoa Touch API と Safari で使える JavaScript 以外のものを認めてしまうと、セキュリティーホールやウィルスを組み込んだアプリケーションを審査で通してしまったり、消費メモリーが大きいアプリケーションを登場させてしまう恐れがあるためです。

しかし、XCode自体をWindowsに移植して、Cocoa Touch APIを使うようにさせれば上記のルールセットが壊れることはありません。 つまり作成したアプリケーションはMacで開発したものと同等のユーザー体験を提供することができます。

iOSアプリを作るためだけにMacを買うのはハードルが高すぎる

これは意見が分かれるところかもしれませんね。

現状では、開発者はMacを買わないとiPhoneやiPadアプリケーションを開発することができません。 私は2台買いましたけど。。

iPhoneなどの実機を持っているのに、Macがないためアプリケーションの開発をさせてもらえないというのは、アプリケーション開発の敷居を高くしてしまっていると言わざるを得ません。

一方でこう考えることもできます。 「開発環境に投資もできない(志の低い)開発者など必要ない」と。 しかし、アプリの作成を体験させる間口を広くして開発者を増やすことは結果として優秀なアプリケーションが登場する機会となります。

後編につづく

このページをシェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

2011-11-09