SQLiteManager 1.2.4で既存のSQLiteデータベースを制御する方法
MovableTypeなど、SQLiteで動いているCMSのデータベースをphpMyAdminみたいにGUI的にいじりたい!と思い、最新のSQLiteManager 1.2.4 をインストールして日本語対応にしてみた記録です。
日本語対応にしてFTPにアップロード
SQLiteManagerはこちらでダウンロード後、解凍し、サーバーにアップロードするのですが、その前に2ヶ所ほど修正する場所があります。
1.UTF-8対応にする
MovableTypeなど、多くのCMSは文字コードがUTF-8になっていますが、SQLiteManagerの日本語版はEUCがデフォルトになっているので、「lang/japanese.inc.php」を開いてこれを修正します。
$charset = 'utf-8'; $langSuffix = 'ja-utf-8';
【注意】 この時にファイル自体も文字コードをutf-8に変更しましょう。
2.magic-quote-gpc 対応にする
次に、クエリを自動エスケープするmagic_quotes_gpc が設定されていると、レコードの削除ができないなどの問題が起こるので、「include/common.lib.php」の冒頭に以下のコードを挿入します。
function process_magic_quotes($param) { return is_array($param) ? array_map('strip_magic_quotes_slashes', $param) : stripslashes($param); } if (get_magic_quotes_gpc()) { $_GET = process_magic_quotes($_GET); $_POST = process_magic_quotes($_POST); $_COOKIE = process_magic_quotes($_COOKIE); $_REQUEST = process_magic_quotes($_REQUEST); }
既存のSQLiteデータベースを登録
では、ファイル群をFTPで全てアップロードしましょう。 アップロードし終えたら、ベーシック認証やIPアドレス制限などをかけて他の人からいじられないようにしましょうね。
SQLite ではユーザー名やパスワードでログインしたりしないので、簡単にデータをいじられてしまいます。
そして、アップロードしたら直下のindex.php にアクセスすると管理画面が出てきますので、適当なデータベース名を入力して「データベースをアップロード」にチェックを入れ、既存のデータベースファイルまでのフルパス(MovableTypeであれば「/path/to/mt/db/mt.db」)を指定します。
あとは保存ボタンを押せば、左メニューに既存のデータベースとテーブル一覧が表示され、自由にコントロールできるようになりますよ!
2011-12-12